日本語の先生になったばかりの方、こんなお悩みはありませんか。
このアドバイスは、私の友人(新人教師)が先輩教師に言われたものです。
当時、私は経験4年目、友人は日本語教師になったばかりで、私たちは2人とも青年海外協力隊員として大学で日本語を教えていました。「そんなものかなぁ〜」と思って聞いていましたが、友人は「アドバイスを実行してみたら、授業がスムーズに進むようになった」と喜んでいました。
このやりとりを20数年ぶりに思い出す出来事があったので、紹介したいと思います。
私は、約2年オンライン授業でしか会えなかった学生さん達と、初めて対面し、横浜へ散歩に行きました。
山下公園や赤レンガ倉庫をおしゃべりしながらぶらぶらして、
最後は中華街のレストランに行きました。
実際に会ったら、とても嬉しくて、みんなで話が弾みました。オンラインだと、話が被らないようにタイミングをとるのであまり話せないのですが、みんなで話すのも、2、3人のグループで好きに話すのも何て話しやすいんだろう!と思いました。
そして、対面で会った、次の授業のことです。学生さんの自由テーマの発表から、各国の男女差別についてのディスカッションに話が及びました。
重い話や難しいテーマの場合、心理的安全性が確保される必要があります。お互いによく知った仲であると、言いたいことがよく伝わり、誤解が生まれにくくなります。オンラインクラスを含め、クラス運営を進める中で、安心していろんな議論がしやすい人間関係を作っていくように努めていますが、教室外の時間を過ごしたことで、学生との距離が急速に縮まったことを実感しました。今までのオンライン授業より、とても議論がしやすくなっていたのです。
もちろん、さまざまな制約で学生と遊びにいくのは、難しい時もあるかもしれません。
でも、
・授業前や授業後に雑談する
・教室で、一緒にお菓子などを食べる
などして、学生さんのいろいろな面を知ってみるのはいかがでしょうか。