今日は中学生の子どもの授業参観でした。
授業参観と言っても、1週間のうち、いつ行っても大丈夫ないわゆる「学校解放デー」でした。友人と「何時にどの教科を見に行こうか」と話して、休み時間から2時間目の授業を見ることにしました。
授業参観は、どこを見るのか?
日本語教員目線の極めて個人的な見方(笑)を書きたいと思います。
①授業は、冒頭が面白い!
②休み時間を見たい!
③他のクラスも絶対見たい!
①授業は、冒頭が面白い!
ざわざわしている休み時間から、どういうふうに生徒が集中モードに切り替わるのか?そこが一番面白いところだと思います。先生が授業開始時間の前に来ている場合も、後に来る場合、どちらにしても自然に子どもたちが授業モードに切り替わっていました。今は始業、就業のベルがないのですね。
先生が非言語的に授業を始める体制に入ったら(黒板の前に立って生徒を見るとか)自然に先生を注目する、というのが大切だと思います。きっと教えるのが上手い先生というのは、子どもを集中させるのが上手な先生でもあるのでしょう。授業参観の日の授業冒頭数分に見える生徒の姿は、今までのクラスの雰囲気づくりや、今までの授業の面白さ(だから始まると集中して聞く)などが表れているものだと思います。
②休み時間を見たい!
①の授業の開始を見るには、休み時間から教室に入っている必要があります。休み時間の生徒の雰囲気もお客さん(保護者)が気になってしょうがない生徒がいたり、友達と楽しそうにおしゃべりしている姿が見えたりして、学校やクラスの雰囲気がよくわかります。そして、その年の子どもの発達段階が見えたりしてとても面白いと思います(普段、大学生を教えているせいか新鮮です)。休み時間から入れば、ゆっくりと教室内掲示物から、普段の学習の様子も垣間見ることができます。
③他のクラスも絶対見たい!
私は必ず、いくつかのクラスを見学します。中学だと、他の科目の先生の授業を見ることができます。英語の授業は明るく元気いっぱいだったり、社会のテストのクラスはしーんとしていたり、いろんな場面での生徒の様子がわかります。小学校だと、同時間に同じ単元を授業していることが多かったので、先生によって教え方がどう違うのか、クラスの雰囲気がどう違うのかよくわかりました。学校全体の雰囲気を知ると、学校に対して信頼が高まったり、親しみが湧いたりする気がします。
授業参観ではなく、ボランティアで学校に行き、プールや郊外活動での子どもたちの様子をみるのも楽しかったです。
ある研究によると、親がボランティアや学校行事に参加すると「学校は大切なもの」と子供が認識するので、成績に良い影響を与える傾向があるそうです。家庭の収入が低いと、子どもの成績も低い傾向がありますが、このような親の関わりは無料でできますね。
ここまで書いていて、自分の子どもをたいして見ていないことに気づきました。でもいいんです。毎日、家で会えますからね。