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日本語・日本語の授業 PR

対面授業が始まりました

今日から秋学期。

9月から週一で通い始めた新しい大学で、対面授業が始まりました。久しぶりの対面授業で「声が出るかな」「3コマ体力が持つかな……」と少々心配でしたが、顔を見て授業できるのは、とても嬉しい時間でした!

ところで、こちらの大学、学生さんがとても静かでびっくりしました。大学の校風?なのか、あるいは、コロナでみんな静かにしていることが習慣になってしまっている?のか、たぶん、後者なのでしょうけれど、日本人より大きな声でおしゃべりしているはずの留学生たちが、とても小さな声で話しているのが印象的でした。

学生さんたちも完全対面は今学期からだそうで、知り合いも少ないとのこと。今日は、ゆっくりと自己紹介のグループ活動を中心に行いました。

 

自己紹介に加えて「大学や大学付近のおすすめの場所」の紹介もしました。美味しいレストランや学食に加えて「大学の屋上」という声もいくつかあって驚きました。こちらのキャンパスは、ビルの屋上に出られたり、ビルの外に結構大きな広場があったりします。都心にありながらも、快適な空間が多い設計になっていて、これからの私のキャンパスライフも楽しみです。

 

ところで私の自己紹介

青年海外協力隊員として中国ハルピンの大学で日本語を教えていた」

 

に対する学生さんのコメントとして、今までは

「すごいですね!」

「中国語もできますか」

「私もハルピン出身です」

というようなものが多かったです。

 

今回は、そっと授業後のコメントシートに

私は中国の東北出身です。先生に感謝を申し上げます」

と書いてくれた学生さんがいて、ちょっと感動しました。

 

今日はちょうど日中国交正常化50周年。政治的に難しい場面も多い中、日本と中国の多くの一般人が、努力をして友情を作り上げてきたのを見てきました。日中間だけではなく、いろいろな国との間で、このような努力が行われているのだろうと想像します。

日本語のクラスは小さな空間ですが、いろいろな文化背景を持つ人たちが、楽しく交流をしたり、自分の意見を異なる考えを持つ相手に伝えたりしています。

今日からまた、私にとっての日常が戻ってきます。「毎日、ほとんど日本人と話さないのよね〜 日本語を話しているのに!」というと驚かれますが ^^

 

ABOUT ME
とんとん
東京と神奈川の大学で留学生に日本語を教えています。日本語教材を作るのが好きです。 経歴:中国の大学、大学院(青年海外協力隊)、元日本語能力試験作題委員(聴解) 博士(日本語・日本文学)

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